この写真のTシャツは以前勤めていたロイヤルハワイアンヘリテージジュエリーの１９９９年、カイルアでのピクニック用に作ったものです。 デザインはマスターエングレーバーのパンチ（ハワイでTop３に入る芸術家エングレーバー）という人が手掛けました。昨年日本の実家へ帰った時に部屋を整理していたらまだ１回しか着ておらず大事に取っておいたT-シャツが出てきたのでハワイに持って帰って来ました。
１９９７－１９９９年の間、エングレーバーとして初めて働かせていただいた現在ダウンタウンにある老舗のローカルハワイアンジュエリーの会社です。当初日本語の出来るセールスを募集していたので面接を受けたら雇ってもらえることになったのでセールスからスタートしましたが本当のところセールスなどはやりたくもなく、仕事を始めて３日目くらいにマネージャーに “実を言うとファクトリーで働いてエングレーバーになりたいんだ！” と、その旨を伝えると ”経験がないからダメだ” みたいなことを言われましたがあまりにも私のセールスの才能が無いのをマネージャーが感じてか、”週３日ファクトリーで働いてみるか” と言われてそれからハワイでのエングレービング人生が始まりました。
最初の１，２カ月はサンドバックグラウンドと言って一番簡単なデザインを毎日８時間ずーっと同じことをしていました。 時給は当時$７で、ご飯食べて家賃払ったらお金は残りませんでしたが大好きなハワイに住めて、自分のやりたい仕事が見つかって、トランクス一丁でサーフィンが出来て、とても毎日が幸せな気分で、気持ちが充実していたのを今でも覚えています。 ビザの関係で約２年間程の在籍でしたがジュエリーに関して何も経験のない日本人を雇っていただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 あれから現在も同じ仕事に携わっていることが出来、ここでの経験がなければ今の自分は無いわけでつくずくハワイアンジュエリーとの縁を感じています。 
